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あなたとカモミールティーを

【あなたといたい…1】

年末に書いた【いつまでも…】の続き?って感じです。
まだ読んでない方はこちらを先にどうぞ。

1話完結のはずが終わりませんでした(笑)
一応4で終わる予定です。
まだ完成してないので分かりませんが。
というか設定がお正月なのでちょっと遅れた感が…。
もっと早くUP出来る予定だったんですけど七草粥とか鏡開きとかやってたからな。
まぁ、時期がずれちゃったのは気にしないで下さい☆

タイトルは再び『ミス・サイゴン』の歌詞から拝借しました。
歌詞コンプリートしようかな…
と一瞬思ったけど「ベトコン来たら撃たれる」とか無理か(笑)
「I Still Believe」ならクリア出来そうだ。
チャレンジしようっと♪

【あなたといたい…1】
堂郁 婚約期間~結婚1年目。



夜中に突然受けた良化隊の襲撃。
特殊部隊ももちろん呼び出しを受けいつも通り郁は堂上の伝令として堂上の隣に従った。
明け方になりようやく戦いが終結に向かったと思ったその時、
パンという乾いた音と共に郁の隣で堂上が倒れた。

「教官!」
「郁…。」

倒れた堂上が必死に伸ばした手を郁は握った。
その胸からは血が流れていた。
遠くで誰かが「堂上一正被弾」と叫ぶ声が聞こえた。

「郁、幸せに…なれ…よ。」

そう言うと握った手から堂上の手が抜け落ちた。

「篤さん?ねえ、篤さん。篤さん!いやー!」

******************************************

「――さはら!笠原!」
「しばさき―?」
「大丈夫?かなりうなされてたけど。汗かいてるわよ。涙も。」

心配そうに見つめる柴崎に言われて初めて自分が泣いてることに気付いた。
そしてさっきの出来事が夢だということにも。

「ちょっと嫌な夢見た。」
「平気?」
「うん。ごめんね、起こしちゃって。着替えてちょっと頭冷やしてくる。」
「そう。先に寝てるからあんたも早く寝なさいよ。」
「うん。ありがとね。」

そう言うと着替えて冷たい物を飲もうと共有ロビーに向かった。
歩きながら何故あんな夢を見たのか考えた。
ちょっとした行き違いから生じた喧嘩を仲直りすると共に婚約して早1カ月余り。
その間に良化隊からは1度小さい襲撃があっただけでないに等しかった。
まさか正夢?そう思うと不安で仕方なかった。
共有ロビーに着くと暗がりの中見慣れた人が座っているのが目に入った。
その瞬間涙が零れ落ちた。

「篤さん。」
「郁か?」

名前を呼ぶと驚いたようにこちらを見上げた。
その隣に腰を下ろした。

「こんな時間にどうした?どうして泣いてる。」
「ちょっと嫌な夢見ちゃって眠れそうにないから頭冷やそうと思って来たんです。
そしたら篤さんがいたから。なんか嬉しくて。篤さんこそどうしたんですか?」
「ちょっと眠れなくてな。お前大丈夫か?かなり泣いただろ?」
「分かります?」
「あぁ、目が真っ赤だ。ほら、これ飲んで落ち着け。」

そう言うと自販機で水を買ってくれた。
言われるがままに何口か飲むといくらか気分が落ち着いてきた。
落ち着いたのを見計って質問してきた。

「で、何の夢見たんだ?」

その問いに郁の肩がビクッと強張る。
襲撃受けて篤さんが撃たれる夢だなんて言えない。
俯いて首を振るしかなかった。
握りしめた拳に水滴が落ちた。
肩に回された堂上の手に力がこもり、気付くと堂上の肩に頭が乗せられていた。

「大丈夫だ。俺はお前を置いて何処にも行かない。ずっとお前の側にいる。だから安心しろ。」

夢の話はしていないはずなのに何かを感じ取ったのか、
堂上はそう言いながら落ち着かせるように頭をポンポンと宥めるように叩き続けた。
その言葉に気が緩み止めどなく涙がこぼれ続けた。
堪えようとすればするほど涙が止まらなくなりついには嗚咽も堪えられなくなった。
堂上の肩にすがりつくようにして泣き続けた。

「篤さん、ずっと側にいて。絶対にいなくならないで。」
「郁、夢は夢だ。心配するな。」
「分かってる。分かってるけど怖い。篤さんいなくなっちゃったら私どうしていいか分からない。」
「落ち着け、郁。お前、俺が撃たれた夢見たんだろう?」
「何で―?」
「言えないって言いながらしっかり言ってたぞ。」
「嘘っ。」
「嘘じゃない。俺はココに生きてる。お前と一緒に生きてる。だから大丈夫だ。」

堂上の言葉で大分落ち着きを取り戻した。

知らないうちに堂上に痛いくらいに抱き締められていた。
「もう大丈夫か?」と聞かれ抱き締められたまま頷いた。

「ごめんなさい、勝手に変な夢見て勝手にパニック起こしちゃって。」
「いや。それは仕方ないだろう。俺もそんな夢見たら不安で仕方なくなるしな。」
「篤さん―。ありがとう。」

そう言うと頭に軽く手が乗るのを感じた。

「もう少し一緒にいてもいい?」
「構わないが明日寝坊するなよ。早番だぞ。」
「あぁ、そうだった!忘れてた。」
「全くお前はっ!」
「ごめんなさい。もう寝ます。」
「待て、郁。」

慌てて立ち上がると堂上に手首を掴まれた。

「もう少し一緒にいたいと思ってるのはお前だけじゃない。」
「でも明日寝坊しちゃうから。」

そう言って断ろうとすると耳元で囁かれた。

「俺が起こしてやる。今日は俺の部屋に来い。」
「えぇっ…。」

郁の叫び声は堂上の手の中に消えた。
私が男子寮へ忍び込むってこと?
それって寮の規則違反じゃない。
それを篤さんが破るなんてどうして?

「お前が俺の夢見て不安になったんだ。俺が不安を取り除くのは当然だろう。
だが今からじゃ外泊出来ない。郁が俺の部屋に来るしかないだろう。」
「そんなこと言ったって今は見付からないと思いますけど朝見付かったどうするんですか?」
「大丈夫だ。」
「その自信は何処から来るんですか?」
「ちょっと寝不足になるかも知れないが点呼より少し早く起きて戻ればいいだろ。」
「それはそうですけど―。」
「じゃあ決まりだな。」

堂上の口に郁が敵うはずがなく堂上の部屋に泊まることになった。
見つからないかハラハラしながら部屋に向かったが無事にクリアできた。

「ほら、明日早起きだから寝ろ。ベッド使っていいぞ。」
「篤さんは何処に寝るの?」
「俺もベッドに寝るに決まってんだろ。」
「変なことしない?」
「お前なぁ、朝早いって分かってるのに俺はお前に何かするほど節操のない男じゃないぞ。」

眉間に皺を寄せながらそう言うと郁はクスクスと笑った。
堂上は宣言通り何もせず、その夜は郁は堂上の腕の中で眠った。

翌朝いつもより早起きして部屋に戻ったが柴崎には案の定バレバレで、
からかわれたのは規則違反の罰だったのかもしれない。

To be continued.


という訳で第1話です。
おいおい、何部屋に連れ込んでるんだよw
という突っ込みはしないで下さい(笑)
っていうかシリアスだったはずなのに…
別に連れ込んだって何もしてませんからね!!!
チューくらいですよ、してたとしても。
ちょっと質問なのですが、抗争に銃が使われなくなったのは正化36年?でいいんですか?
この辺が分からない~(>_<)
結婚1年目は途中までまだ銃使われてましたよね?
別冊2の「タイムマシーンがあったら」と「昔の話聞かせて」の間には1年くらいありますよね?
計算違いだったらスミマセン。
年齢の計算苦手なのです。
「昔の話―」へ28歳で、この1年前に銃の使用禁止だから…
27歳で禁止でしょ?
結婚したのが正化36年ですよね?多分。
プロポーズが35年の11月?12月?くらいだから。
4年生卒業で入隊だと22歳。
36年は27歳で禁止?36年の1月以降禁止って方向で(笑)
違ってたらこっそり教えて下さい。
もう、年表作って欲しいですw
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| | 2013/08/31 (Sat) 16:55 [編集]


 
 

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