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あなたとカモミールティーを

【I like the way you always tease】

こんばんはー。相変わらず風邪引きの怜美です。
咳&鼻水だけなのでたいしたことないですけど。
お蔭でハスキーボイスなので始末屋さっちゃんの物まねが中々上手くできます(笑)
今日はバイト先で新年会です。
バイトの後なので2200開始です(笑)

という訳でお待たせしました。
【I don't feel any pain】の恋人Verです。
あんまり上手く書けなかったかも~。
しかも3日連続で更新したかったのに出来なかったしorz
そしてタイトルもしっくりこなくて…
『レ・ミゼラブル』からもらいました。
日本語にしようか悩んだんだけどあからさま過ぎてやめました(笑)
このIとyouは誰と誰なんでしょう?

【I like the way you always tease】堂上班+柴崎 恋人期間



「教官、今日ってお汁粉の日ですよね?」
「お前お汁粉の日ってなぁ。」

思わずため息が漏れた。

「せめて鏡開きって単語が出てこないのか?」
「鏡開きくらい知ってますよー。お汁粉配る日ですよね?って確認したかっただけです。」
「そうか、今年はちゃんと覚えてたんだな。」

頭を撫でる堂上の顔は仕事中にもかかわらずとても甘い表情だった。
教官、仕事中にその笑顔は反則!と口に出せるはずもなくただ顔を赤くして俯くしかなかった。

「どうした、笠原?」
「いえ、何でもないです。」
「何でもなくないだろ。顔真っ赤だぞ。」

下から顔を覗きこんだ堂上から赤くなった顔を隠すのは不可能だった。
「教官があんな甘い笑顔見せるから―。」
「おまっ、何言ってんだ、仕事中だぞ。」
「教官が先にあんな顔するからいけないんじゃないですか。」
「お前が珍しく鏡開きの行事を覚えてたからつい嬉しくなっただけだろう。」
「珍しくってなんですか?教官失礼ですよ!」
「すまんすまん。よく覚えてたな。」

堂上が再び頭を撫でようとした時、背後から声をかけられた。

「堂上教官、笠原。いちゃつくのは構わないんですけど外でやってくれます?」

振り向くと男なら誰でも靡いてしまうに違いない微笑みを浮かべた柴崎がいた。
しかし郁と堂上は背筋に冷たいものを感じた。

「べ、別にいちゃついてなんかいないわよ。」

柴崎の前では全くの無意味だと分かっていながら必死に平静を保つよう試みた。
案の定その試みは無意味に終わり悪魔の微笑みを浮かべたまま毒矢を放った。

「『教官があんな甘い笑顔見せるから―。』でしたっけ?
教官、業務中にそんな甘い顔してたんですか?」
「柴崎、おまっ、いつから聞いてたんだ?」
「鏡開きの話してるときからですかね?」
「だったらもっと早く出てくればいいだろ。」
「あら、折角お二人の邪魔しちゃ悪いと思って気きかせたのに。
お陰で貴重な笑顔見させていただきました。」
「柴崎!」
「大丈夫ですよ、他の人には言いませんから。
その代わり笠原、お昼の時お汁粉くれるわよね?」
「えーーっ!」

思わず叫んだ所で堂上の拳骨が落ちた。

「いったぁい!」
「アホか貴様。館内で大声出すな。」
「教官のせいでお汁粉取られちゃったじゃないですか。」
「何で俺のせいになるんだ。柴崎に文句言え。」
「痴話喧嘩は外でやって下さいね。」

そう言うとカウンターへ消えていった。

「俺が柴崎にあげればいいんだろ。お前は自分の食え。」
「いいんですか?」
「あぁ、別にそこまでお汁粉好きじゃないしな。」
「ありがとうございます。」

午前中の警備は何事もなく無事に終わった。
昼休みは堂上班に柴崎が加わった5人で食べた。

「あれ?柴崎さんお汁粉しか食べないの?」
「笠原と違って少食なので。」
「自分で言うなよ。」
「あら、何か?」
「いや、何でもない。」
「そう。貰うわよ。」

柴崎が郁のトレーからお汁粉を取ろうとするのを堂上が遮った。

「柴崎、俺のをやる。」
「いえ、私が堂上教官から頂くわけにはいきません。」
「何でだ?どっちの汁粉だって同じだろうが。」
「えー。教官から貰ったら笠原に申し訳ないですよ。
それに私は笠原から貰いたいんです。貰うわね。」

嬉々として郁からお汁粉を取り上げる柴崎の口調は明らかに堂上をからかうもので
堂上の眉間に深い皺が寄った。
堂上の顔を見て柴崎の隣で手塚がギョッとしたがそんなことはお構いなしに柴崎が続けた。

「堂上教官どうなさったんですか?眉間凄い皺ですよ。」
「うるさい、もとからだ。」
「アハハ、堂上もしかして柴崎さんに嫉妬してる?」
「アホか小牧。そんなわけあるか。」
「えー、教官お汁粉そんなに好きだったんですか?」

郁の発言に思わず小牧が噴き出した。

「小牧、汚いぞ。」
「ごめんごめん。笠原さん相変わらず面白いね。」
「えっ?私なんか変なこと言いました?」
「お前な、さっきも言ったが俺がそんなにお汁粉好きなわけないだろ。」
「エヘヘ。そうですよね。じゃあ何でさっき小牧教官―?」

不思議そうな顔で向かいの堂上を見つめた。

「お前は気にするな。」
「ちょっと気になるじゃないですか。」
「ほら、郁。お汁粉やるから黙って食え。」
「わーい。ありがとうございます。教官。」
嬉しそうにニコニコお汁粉を食べる郁に思わず見入っていると
「堂上教官、鼻の下伸びてますよ」と柴崎から突っ込みが入った。

「ほら、堂上。そんな顔するから手塚が固まっちゃったよ?」
「いえ、自分は別に。」
「あんた相変わらず可愛いわね。」
「お前褒めてないだろ。」
「あら、褒めてるわよ。」
「郁、食い終わったんなら行くぞ。お前たちも遅れるなよ。」
「お先に失礼します。ちょっと教官待ってくださいよー。」

トレーを持って先に行った堂上を慌てて追いかけた。

「あぁ、逃げられちゃった。で、柴崎さん午前中何かあったの?」

小牧が当然のように聞いてきた。
郁が柴崎にお汁粉をあげるなど考えられない。
柴崎が何か弱味を握ったと考えるのが定石だ。

「バレました?別に大したことじゃないんですけどね。」
「何?」
「口止めの約束でお汁粉もらっちゃったから話せないんですよ。
口止めするほどの内容でもないんですけどね。」
「お前そんなんでいちいちお汁粉貰うなよ。」
「あら、別にいいじゃない。」
「分かった。お汁粉欲しかったんじゃなくて堂上をからかいたかっただけでしょう?」
「あら、流石小牧教官ですね。」

そう、別にお汁粉が食べたかった訳じゃない。
最近公休が重なっても堂上とデートで中々郁と遊べなくてつまらない。
自分から郁を取った仕返しに我ながら大人気ないと思いつつちょっとからかいたくなっただけだ。

「お前堂上二正からかうとかやめろよな。」
「手塚のくせに生意気よ。」
「生意気ってことないだろうよ。」

柴崎に口では敵わないと分かっていたが、
尊敬する上官がからかいの対象になるのは見過ごせない。
そう思いあえて口答えしてみた。

「まあまあ2人とも。手塚の気持ちも分からなくはないけど、
こんなの隊長のからかいに比べたら大したことないからいいんじゃない?」
「ですよね。手塚もたまにはからかってみたら?癖になるわよ。」
「誰がからかうか!」
「手塚って可愛いね。」
「小牧二正!」
「冗談冗談。そろそろ戻ろうか。柴崎さんもからかいはほどほどにね。」
「分かってますよ。じゃあ失礼します。」

fin.


篤さんに仕返ししたい柴崎の話になっちゃいました(笑)
柴崎にお汁粉取られるって構想は決まったんですけど、
柴崎がそこまでお汁粉好きとは思えなくて…。
その結果こういうことになりました。
Iはこまっきー、youは柴崎かな。
そして私にしては頑張って手塚を出しました。
相変わらず可哀想な役どころですけど。
『ガンバレ、手塚君』って何か書こうかなw
最近突っ込みどころ満載なSSばっかで申し訳ないです。
完全なる理系の私がこれだけ文章書いてるだけで凄いんですよ!
と自分で言ってみる。
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