FC2ブログ
 

あなたとカモミールティーを

【篤姫と郁姫7】

おはよーございます!
さて、本日は『図書館戦争』ついに発売だ!
何処でGETするか悩むー。
何で近所に本屋ないんだよ…

というわけで篤子ちゃんシリーズです。

【篤姫と郁姫6】の続きです。
今回は少し長めになってます。
理由は…あとがきに書きました(笑)
そして先に謝ります。
すいませんでしたー!

【篤姫と郁姫7】
パラレル

苦手な方はダッシュでお逃げください!



4人で玄田のもとに戻る途中、小牧の「2人を驚かせよう」の一言で、
小牧の後ろに隠れて部屋に入ることになった。
小牧の後ろからひょっこり堂上が姿を現すと2人目を丸くした。

「わははは!流石は篤子、ワシの娘だ。よく似合っとる。のう、緒形。」
「左様で。これなら姫様として申し分ないでしょう。」
「ありがとうございます、お父上様、緒形様。」
「ほう、声まで高くしておるのか。流石はマキだな。よくそこまで気が回った。
篤子も大変だと思うがせいぜい励め。」
「はい、お父上様。」
「では緒形、毬江のこと、頼んだぞ。」
「はっ。かしこまいりました。」

挨拶を済ませ毬江は緒形と手塚と共に城を後にした。
見送る小牧の表情に普段は滅多にない陰りが見え、
それだけ毬江のことを心配しているという気持ちが伝わってきた。
女装を提案された時は恨んだが、
姫様を守りたいという小牧の気持ちを考えると納得できる気がしてきた。
おそらく小牧は出来れば自分が身代わりになりたいと思ったに違いない。
しかし如何せん小牧は175cmと女装するにはでかすぎる。
それで男にしては小さい自分に身代わりをさせたのだろう。
自分も、きっと郁姫の身に危険が迫っていたらなんの躊躇いもなく身代わりを申し出る。
あの郁姫のことだ、自ら戦うと申し出るだろうが。
勿論そんなことは俺がさせない。
小牧の気持ちを考えると身命を賭しても毬江姫様を守るために玄田様の娘を演じようと心に誓った。

「どうしたの?」
「いえ、なんでもないです。」
「そう?それなら…いいけど。」

いかにも自然に話している小牧だが1つだけいつもと違う所がある。
それは―。

「所で小牧さん、肩が震えてるのは何でかしら?」
「くくっ。ごめんごめん。あまりにも篤子ちゃんが可愛いから。くくっ。」
「小牧、この件に片が付いたら覚えてろよ。」

地声よりさらに低い声でボソッと呟きながら睨むと、
「篤子ちゃん、怖いよ。」と笑顔で言い返してきた。
慣れない女物の着物に四苦八苦しながら城内に戻る途中、ふと視線を感じ足を止めた。
小牧も気付いたようでほぼ同時に足を止めた。

「気付きました?」
「篤子ちゃんが気付いて俺が気付かない訳ないでしょ。」
「小牧さん、さりげなく失礼なこと言いますね。」
「ごめんね、篤子ちゃん。」
「でもこの格好だといざという時しっかり動けるか心配。」
「そうだね。出来るだけ俺が側にいるようにするけど四六時中って訳にはいかないからね。
やっぱりその格好でちゃんと訓練つけた方がいいかもね。
ここは郁姫様に頼もうか。」
「は?何言ってるんだお前は。何でここで郁姫様が出てくるんだ!」

思わず素の声で噛みつくとすかさず小牧は笑いながら突っ込みを入れることを忘れなかった。

「あははは。篤子ちゃん、声。」
「すまん。―じゃなくて―失礼しました。」
「うん。」
「それで、何故郁さんが?」

訓練なら小牧で十分教えられるはず。
それを緒形様に習うならともかく何故わざわざ郁姫様に習うのか。
自分をからかうために言ってるとしか考えられない。
いや、待て。からかうって一体何をからかうんだ?
俺が郁姫様を意識してるなんてそんなことはあり得ない。
8年前に引ったくりにあった郁姫様を助けただけだ。
その後3年前に緒形様の御養女になられ、藩主の悪ふざけでクマ事件の片棒を担がされ、
その時に紹介され俺は一目であの時助けた少女だと分かった。
だが彼女は俺の顔を見ても何も言わなかった。
それどころか毬江姫様と小牧の4人で話してる時、
あろうことか引ったくり事件の話を懇切丁寧に説明始めた。
それ以来緒形様のお屋敷を訪ねると親しくお話させていただいているが、
そんな姫様を意識しているなど断じてあり得ない。
というより畏れ多くてあってはいけないことだ。

「――だからだよ。聞いてる?」
「あっ、ごめんなさい。何て?」
「大丈夫?」
「ちょっと考え事しちゃって。」
「それならいいけど。
郁姫様に訓練をつけてもらう理由だけど、それは彼女が女性だからだよ。
女物の着物での身のこなしは彼女に教えていただくのが一番でしょ。
明日からは頻繁に緒形様のお屋敷にお邪魔するからその時に教えていただけばいい訳だし。
もちろん緒形様がお暇なら緒形様にも見ていただけるしね。」
「そういうことなら分かりました。
所で私は常にこの声で話してないといけないのかしら?」
「確かにちょっとキツいよね。
かと言って普通の声で話されたらせっかくの女装が無意味になるし。
あっ、これなら大丈夫かな。
2人の時限定になっちゃうけど、小声で話せば?」
「なるほど。助かった。」

普段なら自分で思い付きそうなことだが、
色々と気をつけることが多くてそこまで頭が回らなかった。
そんな自分に苦笑いしつつ小牧に感謝した。
藩主の姫の許嫁という立場上、
姫の護衛に格好つけて小牧はしばらくの間城に留まることになった。

続く


長くなった理由はですね…
ポエマー堂上が登場しちゃったからです(笑)
いきなりポエマーになりたいって言うからw
その前で切ると短すぎるし…。
まぁ、たまには長いのもいいじゃないか。
郁ちゃん出てこない代わりにポエマー堂上で許してください。
因みにポエマー堂上は男声でナレーションです。
そして郁ちゃんとの出会いを急遽決めました。
郁ちゃんはひったくりを追いかけて捕まえたんだけど、
「離せ!」って押されてしりもちつきかけたんだ。
そこへ堂上さん登場ですよ。
着物なのに走るの速いんかい!って突っ込みはナシね(笑)

あまりにも堂上さんが女言葉を自然に話してて書いてて気持ち悪くなりました(--;)
まあ、堂上さんは優秀なので自然に話せるんだろうけど、
小牧さんと仲睦まじすぎるだろ!とw
なので小声なら普段通りの話し方でOKにしました。
流石に盗聴機はないだろうしね。
次回こそ郁姫登場だ!
スポンサーサイト



PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する