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あなたとカモミールティーを

【堂上家の厄日2】

お待たせしました。
【堂上家の厄日1】の続きです。
思ってもみない方向に転がっていきました(笑)
まだ読んでない方はこちらからどうぞ。
【堂上家の厄日1】

『図書館戦争』
堂郁+特殊部隊(結婚1年目?)



午前中は館内警備だった。
バディは郁・堂上、小牧・手塚の予定だったが郁は他班の人と組むことになった。
そしてその相手は何故か緒形副隊長になった。

「あの、何で副隊長が館内警備するんですか?珍しくないですか?」
「あぁ、他に空いてる奴がいなかっただけだ。」
「そうなんですか。」

そうは言ったが実は堂上がいない所で郁が怪我をしたら後が怖いので、
押し付け合いになりじゃんけんで負けただけだ。
「頼むから怪我しないでくれよ」と願わずにはいられなかった。
時間は過ぎあと15分で昼休みだ。
「どうやら無事に終わりそうだ」と緒形が一瞬気を抜いた瞬間事件は起きた。

「危ないっ!」

そう叫ぶと同時に郁が走り出した。
見ると男が刃物を振り回していた。
そして刺されそうになった子を郁が抱えて庇っていた。

「笠原っ!」

叫んだ瞬間、郁の背中から血が飛び散った。

「っつ!何すんのよ!」

背中から血を出しつつ得意の大外刈りで男を倒し確保した。

「笠原、大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。」
「お前、背中切られてるぞ。」
「えっ!うそー!うっ…。言われてみればちょっと痛いかもです。」
「ちょっと待ってろ。こちら緒形・笠原だ。不審者に笠原が切られた。
医務室に運ぶから応援頼む。」
「こちら小牧・手塚。了解しました。ただいま向かいます。」

待つこと数分、小牧・手塚が現れた。

「笠原さん大丈夫?」
「はい、大丈夫です。そんなに深く切られてないと思うんで。かすり傷ですよ。」
「かすり傷って、お前それはないだろ。結構血出てるぞ。」
「大丈夫だって。」
「悪い、俺のミスだ。」
「そんな、副隊長は悪くないですよ。私が勝手に飛び出しただけで。」
「ともかく俺はこいつ連れて調書を取らなくちゃいかんから小牧、医務室へ連れて行け。
手塚はこっちを手伝ってくれ。」
「了解。」

「まずいよな。堂上に合わせる顔がないな。」
「副隊長、どうなされましたか?」
「いや、俺の目の前で笠原が怪我したんだぞ。堂上に合わせる顔ないだろ。」
「あぁ、確かに。笠原と組む時は気使いますよ。」
「あいつは無駄に瞬発力あるからな。」

小牧に付き添われ医務室へ行きながら時計を見るともう昼休みの時間だ。
どうしよう。篤さんのところ行きたいけど怪我したのバレたら怒られるよね。
心配させちゃうから言わない方がいいかな。
でも具合よくなったか気になるから戻ろうかな。

「ククッ。」
「小牧教官?」
「ごめん、笠原さん聞いちゃった。」
「えぇっ!私口に出てました?」
「うん、バッチリ。」
「はぁ。篤さん怒りますよね?」
「堂上は怒らないと思うよ。」
「ホントですか?」
「うん、利用者を守ったんだから。ただ渋い顔はすると思うけど。」
「はぁ。どうしよう。」

話ながら歩いているといつの間にか医務室に着いた。
見てもらったところそんなに深い傷ではないが一応病院に行くことになった。

「俺は堂上の所行って笠原さんのこと説明してくるから手塚に病院連れてってもらって。
車用意して待ってるはずだから。」
「はい。すいません、迷惑かけて。」
「班長がいないときに班員が怪我したんだからフォローするのは副班長の仕事でしょ?」
「そうですけど…。」
「病院から戻ったら帰っていいよ。その怪我で訓練は無理でしょ。」
「うっ。分かりました。」


スーツが切れてしまっていたので着替えて正門に着くと手塚が車を用意して待っていた。

「ごめんねー。」
「いや、別に。それより大丈夫か?」
「あ、うん、やっぱりそんなに深くないって。上着着てて助かったわ。」
「ならよかった。柴崎も心配してたぞ。」
「柴崎今日書庫じゃなかったっけ?」
「いくら書庫にいるからってあいつが知らないはずないだろ。」
「だね。後でメールしとく。」
「それより副隊長困ってたぞ。」
「え?何で?」
「そりゃ自分の目の前でお前が怪我したんだから堂上一正に合わせる顔ないだろ。」
「やだー。篤さんそんなことで怒らないって。私が勝手に突っ走っただけなんだから。」
「お前はやっぱり馬鹿だ。」

お前が怪我すると堂上一正の機嫌が悪くなるとか、
お前と組む時俺も小牧一正もどれだけ気を付けているかとか…
気付いてるわけないか。
と思っていると

「ちょっ!バカって何よー。痛っ!」

いつもの癖で手塚を叩こうとして傷口が開いたらしい。

「怪我してるときくらい大人しくしてろよ。顔色悪いぞ。」
「あー、もう最悪。訓練も参加出来ないし。」
「しばらく訓練は無理だろ。書庫作業になるんじゃないか?ちゃんと復習しておけよ。」
「分かってるわよ。プチ堂上!」

病院で診察を受けた結果、1ヵ所か深いところがありそこだけ縫うことになった。
もちろんしばらくは安静で入浴禁止だ。
帰りは官舎まで手塚に送ってもらった。

小牧は堂上が寝ているかもしれないというこで郁に借りた鍵で家に入り寝室に入った。

「堂上、起きてる?具合どう?」
「小牧か?郁はどうした?」
「あぁ、今話すから待って。で、具合は?あと昼は食べた?」
「朝の残りの粥食った。熱もほぼ平熱だからもう大丈夫だ。それより郁がどうかしたのか?」
「落ち着いて聞いてね。」

そう言って一呼吸置くと続きを述べた。

「副隊長と館内回ってたんだけど急に不審者が刃物振り回してね。
子供庇って背中に怪我しちゃったんだ。」
「あの馬鹿がっ。で、怪我の具合は?」
「今手塚が病院連れて行った。かすった程度でそんなに深くないから大丈夫だと思うよ。」
「そうか、ならよかった。迷惑かけたな。」
「プハッ。あんたら本当に似すぎ。笠原さんも『迷惑かけて』って謝ってきたよ。」
「そりゃ、謝るだろうよ。」
「笠原さんは子供助けて怪我したんだよ。帰ってきても怒ったりしたらダメだよ。」
「分かってる。」

そう返事をした堂上の顔は明らかに不機嫌だった。

「ほら、そんな顔してたら笠原さん怯えちゃうよ。
堂上に怒られるんじゃないかってびくびくしてたんだから。
可愛い奥さんいじめたら逃げられるよ。ククッ。」
「うるさいっ!そんなこと分かってる。」
「せっかくアドバイスしてあげてるのになぁ。眉間の皺なんとかしたら?」
「ほっとけ。こういう顔だ。」
「心配なんでしょ?素直じゃないね。病院行ったら帰ってくるからゆっくり2人で過ごしたら?」
「午後は休むのか?」
「午後からは訓練だから無理でしょ。」
「それもそうだな」

話が一段落したところで郁が帰ってきた。

「ただいまー。篤さん具合どう?」
「お帰り。お前のお陰でもう平熱だ。」
「よかったー。あっ、小牧教官色々ありがとうございました。」
「どういたしまして。傷なんだって?」
「1ヵ所深いところあってそこだけ2針縫いました。
しばらく安静でお風呂も入っちゃダメみたいです。」
「じゃあしばらくは書庫作業になるな。よく復習しとけよ。」
「もう篤さん手塚と同じこと言わないでよ!」
「ブッ!手塚は本当に堂上に似てきたね。」
「あいつが勝手に似てきただけだ。俺は知らんぞ。」

不機嫌そうにそっぽを向いた顔には眉間の皺がくっきり浮かんでいた。

「じゃ俺はそろそろ戻るから。2人ともゆっくり休んでね。」
「はい。ありがとうございます。」
「すまんな、明日は行くから。」
「堂上、くれぐれも笠原さんの傷口開くような行為は慎んでね。笠原さん気を付けてね。」
「アホか小牧!」
「へっ?何を気を付けるんですか?」
「堂上が教えてくれるよ。ね、はんちょう」
「うるさい!とっとと帰れ!」
「じゃ、笠原さんお大事に。」

To be continued.



郁ちゃんに怪我させる気なかったんですけど怪我しちゃった(笑)
普通に巡回終わったら副隊長出てきてもらった意味ない!とか思ってたら怪我してました。
予想外の展開だったでしょうか?
すごいね、話が散らかっちゃって申し訳ないです。
緒形副隊長のキャラがいまいちつかめません。
『ウェイティング・ハピネス』のヘタレっぷりがヒットしちゃったのでヘタレにしました。
緒形ファンの方すみません。
その後緒形の運命はいかに?!
続きは明日か明後日に。
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