FC2ブログ
 

あなたとカモミールティーを

【呼ばせたくない】

いやぁ、本日は日本酒飲んでほろ酔い気分です♪
とか言ってみたい。
3合飲んでも全然酔ってません(笑)
郁ちゃんみたいに酔ってみた~い!

という訳で本日のSSです。

やっぱりタイトル考えるの苦手です。
みなさんどうやってタイトル考えてますか?

堂郁(婚約期間)
駄々っ子篤くんって感じです(笑)
30のおっさんwとは思えない篤くんを読んでもいいと思う方は続きをどうぞ。
苦情は受け付けません。



「おはようございます。」
「今日は早かったな、笠原。」
「郁ちゃん、おはよう。」
「おはよう。…郁。」
「???あの、何で―。」
「おう、丁度いいところに来たな、郁。ちょっと話があるから隊長室まで来い。」
「えっ?あっ、はい。」

何でみんな笠原を名前呼びなんだ?
隊長まで一体どういうつもりだ?

「どうしたの、堂上?」
「何でみんなで笠原を名前呼びなんだ?」
「あぁ、気になる?」
「勿体ぶらずに話せ!」
「隊長が昨日急に言い出したんだよね。」
「俺は聞いてないぞ。」
「そうだっけ?まぁ、あの人が言い出したことだから止められないと思うよ。」

柴崎ならまだしも特殊部隊の面々に呼ばれるなんて全く面白くない。
いや、やっぱり柴崎も駄目だ。
笠原を「郁」と呼んでいいのは俺だけだ。

「ブハッ。堂上、顔…恐いよ?ククッ…そんな…みん…なが名前で呼ぶからって…
機嫌悪くならなくても…ククッ。ああ、腹いてー。ねえ、手塚。」
「えっ、あっ…。」

どうしてここで俺にふってくるんだ小牧一正は。
堂上一正をからかうようなこと自分に出来るわけないのに。

「別に俺はそんなこと―。」
「笠原を郁と呼んでいいのは俺だけだ。」
「なっ!」
「しっかり口に出てたよ。ブハッ。本当、堂上はかさは…郁ちゃんのことになると余裕ないよね。」
「わざわざ言い直すな!」
「だって隊長命令だから。ねえ、手塚。」
「自分にふらないで下さい。」
「ほら、郁ちゃん戻ってくるよ。」

見ると郁が困ったような顔でこちらに向かってきた。

「郁、どうした?」

名前呼びをするとついプライベートモードになってしまい優しい口調になった。
それに気付いた郁が俺をチラッと見て顔を真っ赤に染めた。
そして話を切り出した。

「えっと…何で急に名前呼びになったのか説明されました。」
「気分じゃなかったのか?」
「えっ?違いましたよ。
篤さんと結婚したら2人とも同姓になっちゃうじゃないですか。」
郁も俺につられてか無意識に名前呼びになっている。
まっ、今は業務前だからまだプライベートモードでも構わないか。

「当たり前だろう、夫婦になるんだから。」
夫婦という言葉に反応して郁の頬がまた紅くなった。

「篤さん、急に夫婦とか言わないで下さい。
恥ずかしいから―。」
そう言って照れる郁はやはり可愛い。
そしてそう思ってしまう俺は重症だな。

「照れるな。別に変なこと言ってないだろ?」
「そうなんですけど―。やっぱり恥ずかしいですよ。」
「郁、可愛い。」
「ブハッ。もう堪えられない。ハハハッ…2人とも…ここ何処か…分かっ…てんの?
そんな甘々な会話聞かせないでよ。手塚が硬直しちゃったじゃん。
ブフッ…腹痛い…。」

うっかりプライベートモードで会話を続けていたらしい。
小牧の上戸が治まるのを待って郁に話の続きを聞いた。

「で、結婚したら名前呼ぶときにややこしいから私を名前呼びにしようって思ったらしいです。」
「意外とまともな理由があったんだね。堂上、どうする?
郁ちゃんって呼んでもいい?」

呼んでいいも何も隊長命令だ。
ここは隊長に命令を撤回してもらうしかない。
そこに隊長が出てきた。
そして朝礼が始まった。

「まず笠原を郁と呼ぶ理由を説明してなかったから説明するぞ。
2人が結婚したら呼び分けが面倒だから笠原を郁と呼ぶことにした。
堂上を篤って呼んでもいいんだがそれは流石に気持ち悪いだろう。
何か言いたいことある奴はいるか?
因みに郁からは許可が出た。」

言いたいことならたくさんある。
そもそも郁を郁と呼んでいいのは俺だけだ。
だがこんな理由で文句なんて言えない。
他に何か名前呼びを拒否するのにもっともらしい理由はないか…
郁が承諾していなければまだ反論の余地があったが…。
ここは素直に…いや、流石にそれはまずいだろう。
うーん―。よし、これならいいだろう。

「隊長、よろしいでしょうか?」
「なんだ、堂上。」
「今まで通り笠原じゃいけないんでしょうか?
他の部署だと公の場以外では旧姓で呼ぶのが慣例になっていると思うんですが。」
「それは他の部署だろ。ここは特殊部隊だ。
特殊部隊は特殊部隊らしくいく。」

クソッ、おっさんめ。
折角もっともらしい理由を見つけたのに。
何としてでも名前呼びさせたいのか。

「他に何かあるか?」
「俺もいいですか?」
「じゃあ、小牧。」
「自分達が郁ちゃんと呼ぶのは構わないんですが呼ぶと堂上の視線が怖いんですけど。」
「小牧っ!」
「それに堂上が呼ぶとどうもプライベートモードになるらしく甘々な雰囲気が漂って…ククッ。
郁ちゃんが隊長室から戻ってきて朝礼始まるまでのほんの数分でも極甘で。
正直俺も手塚も聞いてられないんですけど…ククククッ。ねぇ、手塚。」
「だから自分にふらないで下さい。」

小牧のやつ余計なこと言いやがって。
これじゃあ完璧にからかわれるネタじゃないか。
だがこれで隊長の気分が変わるかもしれんな。

「なんだ、堂上も公私の区別つかんのか。まだまだだな。
今まで以上の極甘会話聞きたい勇者いるか?」
「隊長っ!」
「堂上は黙ってろ。」
「なんだいないのか?」

朝礼中だというのに各々が好き勝手に話し出した。

「今までの状態で既にお腹いっぱいだよな?」
「お前は嫁さんいるんだからまだいいだろうよ。
独り身にこれ以上のベタ甘会話は堪えるぞ。
今だって辛いのに。」
「騒ぐな騒ぐな。じゃあ多数決取るぞ。
もっとベタ甘会話聞きたい奴挙手しろ。」

ざっと見て4分の1程度だ。

「じゃあもうお腹いっぱいの奴。」

残りが一斉に手を挙げた。
俺はいや、俺たちはそんなに普段からベタ甘会話してるのか?
一応公私混同はしないよう心がけてるつもりなんだが…。

「多数決じゃどうしようもないな。じゃあ笠原は笠原呼びのままにするか。
それでいいか?折角2人の熱々ぶりをからかおうと思ってたんだがな。」
「隊長っ!」

助かった。これで郁と呼ぶのは俺だけだ。
安堵のため息をつくと郁がジッと睨んできた。
そして小牧は「よかったね、班長。」なんて耳打ちしてきやがった。

休み時間、朝礼以降ご機嫌斜めな郁を人気がない所に連れていき理由を問いただした。

「郁、何で機嫌悪いんだ?」
「別に悪くないですよ。」
「何を怒ってるんだ?言ってくれなきゃ俺は分からない。郁。」
「別に。篤さんは私の名前呼ぶのが嫌なんですよね。」

は?どういう思考の飛躍だ!
思わず黙ってしまうと郁が拗ねるように告げた。

「私は業務中でも篤さんに名前で呼んでもらいたいと思って隊長の提案了承したのに。」

思いがけない郁の言葉に思わず抱き寄せてしまった。

「篤さん!ここ何処だか分かってるんですか?」
「休憩中に何しようと勝手だろ。お前が可愛いこと言うからいけない。」
「何言ってるんですか。放して下さい!」
「嫌だ。ちゃんと話を聞け。そしたら放すから。」

腕の中で暴れていた郁が大人しくなった。

「俺がお前の名前呼びたくないわけないだろ、郁。
だが業務中にもお前のことを名前呼びするとなると公私の区別がつけにくくなる。
それに隊で名前呼びになるとみんながお前を名前で呼ぶんだぞ。
俺は俺以外の奴に郁と呼ばせたくない。」

驚いたように郁が自分を見上げるのが分かった。
自分でも顔が赤くなってるのが分かるから俺は顔を背けた。

「お前は業務中は笠原だ。」

改めて言うと耳元で郁が囁いた。

「ごめんなさい、篤さん。篤さんの気持ち考えないで。
そんな風に思ってくれてたなんて嬉しい。」

そして頬に柔らかいものが触れた。


「手塚、もう休憩終わるから2人呼んできてよ。」
「えっ…自分がですか?小牧一正行ってきて下さいよ。」
「俺はあんなに抱き合ってる2人の邪魔なんて出来ないよ。」
「俺も同じですよ。」
「じゃあ隊長に頼もうか。隊長ー!堂上と笠原さんが外で抱き合ってるんですけど。」
「ったくあいつらはどうしようもねぇな。放っておけ。」
「巡回どうしましょうか?」
「じゃあたまには俺がやるか。緒方、付き合え!
堂上と笠原は居残りで事務室掃除させるぞ。」

fin.



郁ちゃんが笠原呼びになるのはきっとこんなやりとりがあったに違いないと妄想。
玄田隊長なら遊び半分でこんな提案しそうだなと。
ここまで篤さんが駄々っ子だとは思いませんけど。
きっと眉間にシワを寄せつつも受け入れようと努力したに違いない。
でも我が家の篤さんは駄々っ子です(笑)
こんな篤さんですみません。
駄々っ子になってもらいたかったんです。
これ、実は篤さんの夢オチにしようと思ったんですよ。
でも挫折しました。
書けそうだったら改めて書きます。
クリスマスSSは書けそうにありません。
ネタが…。妄想の神様、私に力を!
スポンサーサイト



PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 
 

トラックバックトラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)